top of page
検索

外壁塗装、思ってた色と違う⁉トラブル防止のポイントを、施工前・施工中・施工後の3段階に分けて解説します


外壁の塗り替えを検討され始めたら、迷うのがその色ですよね。


ご自身の希望はもちろん、周囲の街並みとの調和も考えたいところです。


汚れが目立たないベージュ、高級感・解放感があるホワイト、

飽きのこない落ち着いた色味のブラウン、

差し色にイエローやグリーン、ネイビーなど‥。

ツートンカラーで角度によって印象を変えるのもいいですね。



そうして考えていただいて、イメージを業者に伝えたのに、

施工してみると違う色になってしまった‥!

なんてトラブルは避けたいもの。


今回は、外壁塗装でよくある色のトラブルとその原因、対処法について、施工前・施工中・施工後の3段階に分けてお伝えしていきたいと思います。



施工前:面積効果による失敗を防ごう


面積効果とは、同じ色でも外壁塗装の面積が大きくなるにつれてしだいに彩度と明度が上がって見える現象のこと。


つまり、面積が広がると薄い色はもっと明るく、濃い色は暗く見えるんです。


カタログサンプルで見て選んだ色が、実際に外壁に大きく塗られると見え方が変わってしまうというのは、この現象のため。


プロでも完全に防ぐのが難しいのが、面積効果によるイメージギャップです。

少しでもイメージに近いものを選ぶため、3つ方法をご紹介します。


自分が塗ってほしい色よりもひとまわり落ち着いた、暗めの色を選ぶ

 どれくらい彩度や明度を落としたらいいかイメージがつかなければ、いまの外壁の色が、カタログ上でどの色に近いか聞いてみるのもいいですね。


大きいカラーサンプルで選ぶ

 数センチのカタログサンプルより、A4サイズの塗り板サンプルの方が、現物の仕上がりをイメージしやすくなります。

 サンプルを見比べるときは、実際に外に出て太陽光の下で確認しましょう。

 外壁に立てかけたり貼り付けたりすれば、影による見え方の違いなどもチェックすることができます。


イメージに近い色のお住まいをマネさせてもらう

 近所を散歩しながら、好みのカラーを見つけるという手もあります。

 家の人に許可をいただけることが前提ですが、写真を撮らせていただいたり、業者に話すなどできるとイメージが共有しやすくなります。



施工中:施工段階、足場の影などで見え方は変わるが、気になったら早めに相談しよう


塗装の工程は、


洗浄(汚れを落とす)

下塗り(屋根材と塗料の密着を良くする)

中塗り(凹凸のないなめらかな下地づくり、塗料の性能を十分に発揮する)

上塗り(見た目の美しさ、塗料の性能を発揮する)

※中塗り・上塗りを、上塗り2回と表現する場合あり。


といった流れがあり、いずれの工程でも色が変わってきます。


ご指定いただいた色を塗り始めるのは、中塗りの段階から。

この時点で、色が想定とあまりにも違う場合には、早めに業者と相談してみてください。


ただし、以下のような理由で、指定いただいた色を業者は正しく塗っているのに、イメージと違っているように見えることがあります。


➀施工前で解説した、面積効果によるもの

②至近距離と遠距離で見るときの違い(面積効果、もしくは光の当たり方によるもの)

③足場や養生シートがあることにより、その影で暗くなる→濃く見える

④乾燥前のため濃く見える(見本はよく乾燥している)


なにか違うなと思ったら、遠くから太陽光の下でもう一度確認していただいたり、一部養生シートを外してもらって見ていただくと、思ったより色のズレがないことも多いです。


発注通りの色で業者が塗っていた場合、塗り直しには工事期間や料金の変更などが発生してきますが、この先10年以上住むお家ですから、どうしてもという場合には早めに相談してみましょう。


早く相談いただければ対応できることもありますし、われわれ業者も納得のいく形で住んでいただきたい気持ちに変わりはありません。



施工後:完全乾燥には2カ月かかる場合も。塗り直しには多大な費用が掛かります


上塗りを終え、足場の解体まで終えてしまうと、基本的に塗り直しには発注時と同様の費用がかかると思ってください。


ただ、「出来上がってみると、思ってたより派手かな…?」と不安に思われたとき、

少し時間を置いていただければ、色が落ち着いてくる可能性があります。


外壁塗装にはさまざまな乾燥の段階があります。


第1段階は、塗装面を軽く指で触っても塗料が付着しない「指触乾燥」。

塗装後1~2時間程度かかります。


第2段階は、塗装面を指の腹でこすっても塗膜にシワ・ヨレが生じない「半硬化乾燥」。

この段階で重ね塗りが可能になります。


第3段階は、塗膜を強くこすっても傷や指紋が付かない「硬化乾燥」。

第2段階までと違い、表面だけでなく内部まで乾燥が進んでいます。

しかし完全に乾燥しているわけではないため、指の爪など尖ったもので触らないよう注意が必要です。


第4段階が、「完全乾燥」という乾燥工程の最終ステップです。

塗膜が完全に形成され内部まで乾燥が完了しているため、強くこすっても傷や凹みが生じません。

完全乾燥には2週間程度から、塗料の種類や天候などによっては1ヵ月~2ヵ月ほどかかる場合もあります。


そのため、出来上がりの色味に少し違いを感じられても、2カ月ほどたつと色が落ち着いてくることがあります。


~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~


いかがでしたでしょうか。


工事が始まってしまえば変更しずらくなりますので、まずは施工前に納得いくまでご相談ください。


その後、なにか気になることがあれば、早い段階で相談いただければ対応できることもあります。


大事なお家のことですから、気になることもしっかり相談できる業者さんを選んでいただければと思います。


そんな業者として選んでいただくために、われわれファミリーも誠心誠意がんばります!

閲覧数:22回0件のコメント

Comments


bottom of page